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伊織『……忍…』
名前を呼ぶことしか出来なかった。
弱々しく俺を見る彼女が あまりにも強く見えた。
忍は それだけを思って 痛みを耐えている…
それなのに 俺は何も出来ないでいる…
忍「い…伊織さん…」
小さな呼び声に 目をやると 忍はニコッと笑った。
伊織『どうした?』
忍「…アイス食べたい。」
こんなに痛がっているのに お前の頭の中は食い物か?
伊織『すぐに買ってくる。』
そして 簡単に負けてしまう俺。
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