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全員「「「 ?!!!」」」
静かだった病院の中で 割れんばかりの大きな泣き声が響いた。
伊織父「産まれたか!」
伊織母「忍さんっ!!」
親父とお袋が顔を見合わせ お互いの手を握っている。
忍父「おめでとう…君もお父さんだね。」
にっこりと笑顔を向けるお父さんに どう答えて良いのか分からず 頭を下げた。
忍母「これからが大変よ♪赤ちゃんのお世話と忍のお守りと♪」
冗談を言っているのだろうが お母さんの目には涙が光っていた。
伊織『覚悟しています。』
そう言って笑顔を見せると 安心したのかお母さんはお父さんの腕を掴んだ。
看護師「南川さんのご家族の方ですか?赤ちゃんが見えますから こちらへ。」
優しい声の看護師の言葉に 皆の顔が更に輝いた。
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