賑やか過ぎる誕生日

21/22

19890人が本棚に入れています
本棚に追加
/438ページ
全員「「「 ?!!!」」」 静かだった病院の中で 割れんばかりの大きな泣き声が響いた。 伊織父「産まれたか!」 伊織母「忍さんっ!!」 親父とお袋が顔を見合わせ お互いの手を握っている。 忍父「おめでとう…君もお父さんだね。」 にっこりと笑顔を向けるお父さんに どう答えて良いのか分からず 頭を下げた。 忍母「これからが大変よ♪赤ちゃんのお世話と忍のお守りと♪」 冗談を言っているのだろうが お母さんの目には涙が光っていた。 伊織『覚悟しています。』 そう言って笑顔を見せると 安心したのかお母さんはお父さんの腕を掴んだ。 看護師「南川さんのご家族の方ですか?赤ちゃんが見えますから こちらへ。」 優しい声の看護師の言葉に 皆の顔が更に輝いた。 .
/438ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19890人が本棚に入れています
本棚に追加