伊織が 忍を泣かした夜

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看護師さん達が片付けをしているのを横目で見ながら 壁にある時計に視線を移す。 午前2時。 忍『真夜中…か…』 隣の部屋から賑やかな赤ちゃんの声がする。 自然に頬が緩んでしまう。 忍『お母さん…なのかぁ…』 今まで 何をするにも赤ちゃんがお腹にいたから 心強い感じだった。 それが 赤ちゃんが産まれて私のお腹は すっかりへこんでしまった。 何故か嬉しい筈なのに 寂しい感じがする。 忍『…ふぅ…何だか お腹空いたな…』 .
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