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忍『先にシャワーでも浴びてきますか?』
伊織「シッ!静かに。」
ソファーの上で横になっている彼に声を掛けると 伊織さんは口元に人差し指を立てた。
伊織さんの胸の上では 優弥が寝息を立てている。
伊織「大した度胸だな。俺の上で寝るなんて。」
伊織さんは愛しいように優弥の小さな体を触る。
私はソファーの横に跪き 優弥を覗き込んだ。
忍『伊織さんの息子ですから 度胸があって当然です。』
ガシッ!
忍『へっ?!』
突然 私の頭は彼の大きな手に掴まれた。
思わず伊織さんの方に目を向けると 嬉しそうに微笑む彼がいた。
伊織「度胸に関しては お前を超える奴はいないよ。」
忍『……本気で言ってます?』
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