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食器を拭き 食器棚にしまっていると 背中が温かくなった。
伊織「忍。寂しいと思っているのは みんな同じだ。」
彼は背後から私をゆっくりと抱き締めると 小さな声で囁いた。
忍『…分かってます』
私は震えている自分の手を見つめいた。そう答えるしか出来なかった。
伊織「しばらくは会えないだろう… だがな 落ち着いたらいつでも会える。俺達だって そうだっただろう?」
忍『…はい。』
彼が私を抱く腕に力を入れる。
伊織「明日…俺と来るか?」
挨拶か…
明日…伊織さんと…
……ん?
………明日?!
忍『…はいっ?!急ぎ過ぎでしょ?!』
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