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翌日。
会社のロビー。
忍『はぁ…そうだった…』
伊織「何がだ?」
不思議そうに私を見下ろす伊織さんに 溜め息を漏らす。
そうだった…
以前から この人は有言実行の男だった…
朝 やたらに機嫌がいいと思ったんだ…
昨夜 断ったはずなのに 朝から異様なほどくっついてくると思ったら 着替えまでさせられ…
今 ここにいる(泣)
忍『大体 昨日断ったじゃないですかっ!もうちょっと…』
私が伊織さんに不満を伝えている時 大きな声がロビーに響いた。
部長「あああっ?!!忍ちゃーんっ!!」
大きな声にびっくりして振り返ると 朝日が反射して後光みたいになっている艶やかな頭の部長が 猛ダッシュでこっちに向かってきた。
伊織「バイ菌め…。」
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