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忍「ごちそうさまでした。」
課長「ごちそうさまでした!部長!」
伊織『ありがとうございます。部長。楽しい時間でした。』
俺が忍と自分の鞄を持って立ち上がると 慌てふためいた部長が 両手を広げて俺を見上げた。
部長「えええっ?!せ…専務っ?!ワシ1人で支払い?!殺生なぁ~!」
泣くな!50過ぎのハゲオヤジが!
伊織『わかってます。ワザとですよ。半分出しますから』
部長「ワザとですかっ!酷いっ!」
そう言ってウソ泣きをした部長を思いっきり睨みつけた。
忍「伊織さん…部長が可哀相ですよ…」
俺の袖口を軽く引っ張って 忍が俺に訴えた。
伊織『可哀相だと?送別会を受けている方が金を払うんだぞ?誰が可哀相だ?』
忍「……すいません。」
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