スイッチ オフ。そして…

2/9
前へ
/438ページ
次へ
2ヵ月後。 忍『伊織さんっ!起きて下さい!』 広いベッドの上で 大きな身体を伸ばし眠っている伊織さんの肩を必死に揺する。 伊織「………うるさい。」 右目を開け 私を見ると一言告げ また眠ろうとする。 忍『もう…仕方ないですね…』 腰に手を当て 私は溜め息をついた。 私達がイタリアに来てから 伊織さんには全く休みが無かった。 毎日 帰ってくるのは深夜帯。朝はミーティングがある為 早くに出社している。 だから彼とは 最近まともに話しもしていない。 私は優弥といつも一緒にいるから 毎日寂しいとは思わないが… せっかくの休日 少しは構って欲しいと思うのは 贅沢なのかな…? .
/438ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19890人が本棚に入れています
本棚に追加