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2ヵ月後。
忍『伊織さんっ!起きて下さい!』
広いベッドの上で 大きな身体を伸ばし眠っている伊織さんの肩を必死に揺する。
伊織「………うるさい。」
右目を開け 私を見ると一言告げ また眠ろうとする。
忍『もう…仕方ないですね…』
腰に手を当て 私は溜め息をついた。
私達がイタリアに来てから 伊織さんには全く休みが無かった。
毎日 帰ってくるのは深夜帯。朝はミーティングがある為 早くに出社している。
だから彼とは 最近まともに話しもしていない。
私は優弥といつも一緒にいるから 毎日寂しいとは思わないが…
せっかくの休日
少しは構って欲しいと思うのは 贅沢なのかな…?
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