第1章

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結局、あの朝の喧嘩の原因は… 母が遠い親戚筋の男と親しげに話しているのを見て、 親父が母が浮気していると勘違いしたのが始まりだったようだ。 真相は解らないけど… 母は馬鹿は馬鹿でも、【馬鹿正直】で不器用な人だ。 その様な事は無かったと僕は信じたい。 理由はどうであれ… あの朝の出来事は僕の心に大きな【傷痕】を残す事になった。 忘れかけた頃、 喧嘩が始まる度に… 僕の身体は震えが止まらなくなってしまうのだった。
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