26人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな頃…
共同生活をしていた《孝雄》との仲は最悪の状況となっていた。
当時、孝雄には《サチ》さんという彼女がいて、
僕達が住むマンションにもよく来ていたので、
当然、彼女とは僕も面識があり、明るく感じのいい娘さんだったと記憶している。
ある日の夕方、
僕がバイトから帰りマンションのドアを開けると…
部屋じゅうが真っ暗で変に静まり返っていたのだ。
ふと足元を見れば…
女物のヒールが綺麗に揃えられている。
暗がりの奥から微かな人の気配を感じた瞬間!
僕は自分が於かれている状況を理解し、
そして静かにドアを閉めた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
最初のコメントを投稿しよう!