第83章

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そんな頃… 共同生活をしていた《孝雄》との仲は最悪の状況となっていた。 当時、孝雄には《サチ》さんという彼女がいて、 僕達が住むマンションにもよく来ていたので、 当然、彼女とは僕も面識があり、明るく感じのいい娘さんだったと記憶している。 ある日の夕方、 僕がバイトから帰りマンションのドアを開けると… 部屋じゅうが真っ暗で変に静まり返っていたのだ。 ふと足元を見れば… 女物のヒールが綺麗に揃えられている。 暗がりの奥から微かな人の気配を感じた瞬間! 僕は自分が於かれている状況を理解し、 そして静かにドアを閉めた。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
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