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「─真っ暗じゃねぇか。
電気くらい点けろよなぁ~」
「……何しにきたの…?」
カチッと電気を点け、鈴葉はタイチを軽く睨んだ。
「…フゥ…アカリが心配してたから、様子見に来たんだよ。
まぁ…高梨からすれば…あまり嬉しくないかもしれないけど…。
…アカリとの話の途中で電源切ったんだって?
自分が裏切ったせいで、高梨を傷つけてしまったって。
自殺したらどうしようって、泣きながら電話してきたよ」
「……………………」
「…アカリは大事な体なんだからさ、あまり負担かけんなよ」
「……悪いのは全部あっちじゃないのよ……」
「………」
「どぉして私を悪く言うの!?
私は一番信じてた人に…っ!一番大好きな人に裏切られたんだよっ!!??
なのに…っ!!」
「高梨…「帰って!!!!」
鈴葉はタイチをキッと睨んだ。
「出てってよ!!!みんな大ッ嫌い!!!!」
「………………………
………わかった」
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