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「………っ!!」
────その時…タイチの言葉が頭に響いた。
『──ユウヤだって傷つかずに済んだのにな──』
「…私も…悪かったのかな…?
…ユウヤを傷つけちゃったの…?」
鈴葉はゴミ箱へ投げ捨てた紙をもう一度拾い上げると、シワシワになった部分をキレイに伸ばした。
「(……まだ……許せたワケじゃないけど……)」
───そして、式 当日…
勇気を持って出向いたものの、やはり耐えられなくなった鈴葉は式場を後にした。
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