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──医務室──
「…おや…保険医は席を外しておられるようですね。
─では、お好きな所にお掛け下さい」
「…はっはい////
(…お好きな所と言われても…
バカでかいベッドとソファしか無いじゃん…)」
とりあえず鈴葉は、一番近くにあった小さなイスに腰掛けた。
少し気持ちが落ち着いた所で、ふと浮かんだ疑問をぶつけてみた。
「…あの…失礼ですが…あなたは…?」
「あぁ…そういえば名乗っておりませんでしたね。私は居綱 光明(いづな てる)と申します」
「…えと…教師…先生ですか?」
「いいえ」
「…せっ!生徒ですか!?」
「いいえ」
「……………え…と…」
「とりあえず手当てしましょうか」
居綱は鈴葉のパンプスを脱がし始めた。
「………ぃたッ!!!」
「あ……!
申し訳ございません。
ですが靴を脱がれない事には手当て出来ませんので…」
「あぁっ////平気です!!ごめんなさぃ!!
気にしないでくださいっ!!!」
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