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「…しかし…何故こんなに足にケガを…」
「あ…はは…ちょっと…遠くから歩きすぎちゃって…////」
「…遠くから…ですか?」
「そうっ!そうなんです!!
あまり履き慣れてない靴で出歩かない方がいいですよ…ね……っ………アレ……??」
─突然、手当てしてくれている居綱の手と、傷だらけの自分の足が滲んだ。
「…アレ……なんで…だろぅ…」
鈴葉の目から、涙が零れ落ちる。
「……ごめ…なさ…」
履き慣れていない靴。
大切に保管していた靴。
ユウヤから初めて買ってもらった靴。
今はもう…ボロボロになってしまった。
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