163人が本棚に入れています
本棚に追加
──そして、月日は流れ…
皆、専門学校を卒業し、新社会人として働き出した春…。
ユウヤから電話があった。
…ピリリリリ… …ピリリリリ…
「あ、もしもしユウヤ?どうしたの?──あ、うん…仕事終わって、今家にいるよ?」
『…ごめん…鈴葉…』
「───え?」
『…別れてくれ──────…プツッ… ツー…ツー…』
「……な…んで……」
…突然の別れ。
予期せぬ出来事に、鈴葉は膝を落とした。
「…うっ…ぇ…グス…」
暫く泣き続け、スッキリした頃には、空が白んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!