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「……ですかっ!?」
「…え!?あ、ハイっ!!」
「ぎゃはははっ(笑)!貴将どうしたん?」
雅は貴将の行動を見て吹き出した。
彼女は入ったばかりらしく先輩の店員の横で色々と処理をしていた。
年齢は大体二十代半ば、茶髪のパーマでダテメガネらしい一見すると家庭教師風に見える女だった。
貴将は彼女から目が離せなくなった。
「お部屋は二階の207号室になります。
ごゆっくりどうぞ」
「どーもー!…貴将!(笑)」
「…ゥ…オン!」
「ぎゃはははっ(笑)!!お前犬かよっ!!」
「……うっせ(笑)」
雅が肘で貴将の体をど突きながら二階への階段を上がっていく。
螺旋階段になっているからしばらくは上からレジが見える。
貴将は見えなくなるまで彼女を目で追った。
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