魔王

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「何て恐ろしい爪だ。」 「きっと、あの牙で噛みつくんだ…。」 「醜い顔だ。」 人間は口々にそう言いました。 魔王は聞こえないふりをしました。 魔王は傷つきながらも、決して人間を襲わず、親切にしました。 人間界からも追いやられてしまったら、魔王は居場所を失ってしまうのもありましたが、 魔王は、 『いつか私を認めてくれるだろう。』 そう信じていたのです。
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