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帰る時はほとんど、“あそこ”にコーヒーを飲みに行く。大体が寝る為だけど。
で、今もそこに向かってるわけだけど、そこに行くのに通らねえといけねえ山に着いた。
この山には変な木がある。一年中、葉が緑色なんだよ。それだけでも変なのに、幹まで緑色ときた。
実はこの木、目的地に行く為の大事な手がかり。所々にあるこいつを辿って行くんだ。
木を辿りながら20分程歩くと、古いが頑丈そうな小さな木の橋に着いた。下には小さなボートが一隻通れるぐらいの、とても澄んでいる川がある。
橋を渡りしばらく歩くと、ゴウゴウという激しい音をたてながら流れる川に辿り着いた。さっきの静かな川とは大違いだ。
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