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数日後──
「そうか、やるか!」上杉は笑顔になった。
「そう来なくっちゃ」薫が喜ぶ。
「その代わり…とりあえず映画だけ。この映画の監督と役者に会わせて。こんな紙切れじゃ雰囲気すら掴めないから」玲子は言った。
「ん…」上杉は青山の顔を見た。
「すぐ手配します」青山は部屋を出て行った。
「え?じゃあ司君に会えるの?すごくね?」薫は大興奮だった。
「遊びじゃないんだからな、薫」上杉は呆れた。
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