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車の中で…
「何かすごくね?あんなに集まるなんて異常だよ…」薫は言った。
「それだけ日本の曲も受け入れられてる証拠ですよ」と青山。
「極秘で来たのにあれだもんね。私、プレゼントまで貰っちゃったし」薫は笑った。
薫の手には新城司の雑誌があった。
「やっぱかっこいいわぁ…司君…」薫が惚れ惚れする。
玲子が雑誌を取り上げた。
「あ~ちょっと!」薫が叫ぶ。
「司君ねぇ…気持ち悪いくらいの笑顔…」
「これでも演技派よ?」薫は言う。
「韓流さっぱりわかんない…」
新城司…6歳まで日本、その後韓国に渡る。両親は通訳の仕事をしており、共に日本人。日本語、韓国語、英語を話せる。韓国では1位2位を争うくらい人気のある俳優だ。
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