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「曲調はどのような感じのが合うと思われますか?」玲子はまた聞いた。
「あ…僕ばっかり話していいのかな…。曲については監督と相談された方が…」新城は言った。
「映画は監督だけで作るものではありません。俳優さんがいてこそだと思いますが…違いますか?」
「そうですね。その通りです。僕の意見を言わせて頂くと暗過ぎず…明る過ぎず…クラシック調がいいですね。THE ROSEって曲が有名ですけどあのような…ピアノを用いた方が豪華に見えると思います」新城は言った。
青山が何かメモを取ってる。通訳が一生懸命訳する。
「ありがとうございます。ピアノを用いたバラードでもいいか監督に聞いてくれますか?」玲子は通訳に言った。
新城は玲子をジッと見つめた。
話し合いは2時間にも及んだ。
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