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バンジーストーンスタジオにて── 玲子はまたピアノを弾いていた。 「なかなかいいメロディラインね…」薫は音の出ないテレビ画面を眺めてつぶやいた。 ガラス戸の向こうに人だかりが出来てるのが見えた。 「ん?」薫が覗いた。 「………司君だ!!」薫が叫んだ。 玲子が手を止める。
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