序章~平穏

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「涼哉、着替えなきゃ学校行けないだろ~?早く着替えといで」稲葉は優しく言った。 「は~い…」涼哉は立ち上がって部屋に行った。 いつも涼哉は稲葉の言うことには素直に聞く。 玲子は少しイライラしていた。 「こういうことは優しく言わなきゃダメなんだよ~」稲葉はマグカップを手にして言った。 「浩ちゃん、卵焼き食べる?」玲子は気を取り直して言う。 「うん。貰おうか」
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