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三人は大ホールに向かって歩きだした。
廊下の奥に、扉が開いているのが見える。
そこから、多くの人がガヤガヤと話しているのが聞こえてくる。
大ホールは、像のあった部屋の四倍以上は大きかった。
その中にたくさんの人が居る。
クラウ「けっこ-いんだな」
テルス「あぁ…しかもみんな現術師だろ?」
レイミ「この中の何人が合格するのかしらね」
テルス「しかし、女もそれなりにいるんだな。 俺、この組織に入ろうとするのレイミぐらいしかいないと思ってた」
レイミ「なにそれ」
レイミが冷たい目でテルスを見る。
テルス「いや、全然悪い意味でとかじゃね-よ! ただこういう組織でやってけるのはレイミぐらいしかいないと思ってさ!! 」
テルスはあわてて答える。
クラウ「その言い訳、フォローになってね-ぞ…」
その時、ホールの電気が消え、ステージだけが明かりで照らされていた。
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