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実技までの間、友達と仲良く話している人もいれば見るからに緊張している人もいた。
テルス「なかなか強そうなやつもいるな」
と言いつつも顔は自信たっぷりの表情である。
クラウ「あぁ。 とくにあいつは強そうな雰囲気をだしてるぜ」
そう言って顎でその人をさす。
二人はそっちに目を向けた。
その男は一人で静かに立っているだけだが、なにやら独特な空気を漂わせていた。
テルス「確かにな。 かぁ~、早く始まんねーかな!」
クラウ「調子のってやらかすんじゃね-ぞ。 ……どうかしたかレイミ?」
レイミはまだその男を見ていた。
声をかけられレイミはクラウの方へ向き直る。
レイミ「ううん。 ちょっと見覚えがあるような気がしただけ」
その後も三人はたわいのない会話をして時間をつぶしていた。
そして、再びステージにカイが現れた。
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