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アナウンスが次の試験を受ける人の名前を呼ぶ。
「…アルガート=テルス…」
テルスは一気に元気が戻った。
テルス「よし! やっと来たぞ!! 二人ともわりーな。先に行ってくるわ」
レイミ「頑張っ……」
テルスはすでにダッシュで一階へと向かっていた。
レイミはため息をつく。
クラウ「まぁあいつは心配ないだろ」
レイミ「それはわかってるけど…本当にもう…」
テルスがホールへとやってきた。
そして、自分の場所へと向かい開始の合図を待つ。
テルスの相手は身長が高く、190センチはありそうだった。
テルス達の審判が二人間に入って来た。
「初め!」
ホール全体がこの瞬間は静かになる。
バシュ
長さの短い短刀のような形をした木刀がテルスの手の中に現れる。
想造スピードの早さに、観戦している人達がおぉっと驚く。
しかし、テルスは動かない。
その場でじっとしている。
レイミ「あのバカ…」
クラウ「いや、俺はやりそ-な気がしてた…」
テルスは相手が想造するのを待っていた。
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