世界を守る組織

22/37
前へ
/41ページ
次へ
ディラフ「ちょっと力を出す? この状況でよくそんな事をいえたもんだ!」 テルスはゆっくりと目を閉じた。 ディラフ「させねーよ!」 相手は一瞬にしてテルスに詰め寄る。 そして、剣をテルス目がけて振り下ろした。 振り下ろしている途中、ディラフはテルスの目が開くのが見えた。 ディラフ(ふん。もうおせ-よ) ―ガツン! 鈍い音が響く。 観戦者はおぉっと声をあげる。 しかしその音は、ディラフが地面を叩く音だった。 ディラフ「どこに行きやがった!?」 テルス「ここだよ」 テルスはディラフの後ろにいた。 ディラフ「貴様、いつの間に!?」 テルスは笑みを浮かべる。 テルス「ちょっと力を出すって言ったろ?」 ディラフの顔が怒りで赤くなった。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加