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クラウ「やっと使ったか」
クラウはフッと笑った。
二階の観戦席は驚きの声でいっぱいだった。
「おい!見たか今の!?」
「いや、なにがあったの? 俺見えなかったわ!!」
クラウ「まぁあのスピードには、フツーついていけないな」
レイミ「勝負あったわね」
さすがの審査員もこのテルスの行動には驚きを隠せなかった。
フィラス「おい、ガイン。やっぱあいつ隠してたな」
ガイン「だが、まさか潜在能力開放だとは」
カイ「面白い現術師が来ましたね。」
フィラス「しかし、あの一瞬で相手の背後にまで移動できるとはな……サラス、同じ能力者としてどう思う?」
フィラスは意地悪な笑みを浮かべる。
サラス「あの歳では、まぁまぁっつ-とこっすね」
ガイン「どのくらい開放できているかわかるか?」
サラスは少し考えこむ。
サラス「どのくらい、ですか? …基本能力も限界も人それぞれっつ-話しですから、はっきりとはわからないっすけど、せいぜい23%ってとこっすかね」
シン「今後が楽しみですね」
シンは微笑む。
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