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「ううん、母さんこそごめんね、急なことだったから気が動転しちゃって…。」
と、母さんは申し訳なさそうに言った。
「…それでね、優君。落ち着いて聞いてね。ミー君は……」
待って、待って、
その先は聞きたくない、
聞きたくないんだ、聞きたくないよ…。
やめてよ、やめてっ……
「死んでしまったの。」
時が止まってしまったのではないかと思うほど静かな静かな部屋に母さんの声だけが響いた。
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