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「じゃぁ兄ちゃんいってきまーす」
「ちょっとまって!?なんでそんなに軽いの!?もうちょっと別れを惜しんでよ」
「いや、わかれっていったって兄ちゃんとはコンビだし、それに一緒に住んでたわけじゃないし」
「だからって少しはさ!」
とグダグダとテンションの高い説教、と多分突っ込みを続ける兄ちゃん。
荷物思いから早く出たい俺←
「近いじゃん!いつでも遊べるじゃん!ってかいつも会うじゃん!嫌になるくらい会うじゃん!」
「それは仕事だろ!?プライベートのはなしよ!プライベート!」
兄ちゃん
正直鬱陶しいって思うけど
ほんとは知ってるんだ
「もー!行ってくるよ!」
「わー!!まさよし!まって!」
「何?」
「えー、っと。…」
兄ちゃんは俺が心配なんだよね。
「大丈夫だよ兄ちゃん」
そう言って慌てている兄ちゃんのほっぺにちゅーをする。
「行ってきまーす」
「…いってらっしゃい」
俺は兄ちゃんが大好きです。
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