(免許藤原×井本)

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親父と、母親が相次いで死んだ。 怖かった。 これからどうすればいいのか見当も付かないことが。 嫌だった。 頼る人がいない現状は。 【助けて…助けてや…】 ただただ泣いていた。 一人は怖いねん。 前の暗闇に手を伸ばせば誰か助けてくれるって信じていた。 それは正しかった。 「なんで、んな目してんの?お前」 低く響く、深く落ちるような声 「俺と一緒に居れ、な?」 【そしたらさみしさなんてけしてやるから】 嗚呼 まさに光やったんや 「はい」 逃げ道としてじゃなく 希光をつたうように。 end
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