ユアヘイト！

そうだ、樹海にいこう！

｢はい、わかりました…｣

店員の女の子は顔が紅くなっている

しかしこの子よく見てみると可愛いな

ヘアピンでわけた艶のある栗色の髪は女の子特有のシャンプーの甘い香りを漂わせ、伏せた眼はどこか凛として蒼な色がとても印象的で綺麗に見えた

｢で、では…Ｒｉｏ
はじめてのご奉仕四歳編を｣

待て、待ってくれ
なぜ読んだ。殺せ、俺を殺したいんだろ

｢道端…プレく、くぅ…｣

肩が震えてる

う、うん?どうしたってんだい?早くしてくれないかい、後ろで人待ってるからね？

そして何かの限界が超えたかのように俺に向かって裏本を投げつけてきた

｢いってぇ!!!!!!｣

｢こ、この変態！なんてもん買うのよ!!不潔よ、不潔っ!!変態ッ変態ッ変態ッ変態ッ変態ッ変態ッ変態ッ変態ッ変態ッ変態ッ！！！誰かきて!!!!!｣

まってぇええ！誤解

｢どうした!?｣
｢変態だと!!!｣
｢大丈夫っ!!｣

他の店員さん大量にやってくる

(;ﾟдﾟ)ﾅ､ﾅﾝﾃﾞｽﾄｰ

｢く、くそがぁ！｣

説明する間もなく、がむしゃらに店を飛び出した

｢待ちなさいよっ
変態！変態！変態！変態！変態！変態！｣

｢お、覚えてろよ！このやろう！｣

なんとか逃げ切った完全な悪役、悠斗

｢ハァハァハァ
あの女、次会ったらもっこもっこにしてやっからな！｣

悠斗が密かな決意を胸にしまい戻ると赤い派手な車が停まってた

｢あなたが悠斗くん？｣

｢そうですけど…｣

予想通り、そこにはとても綺麗な御方が乗っておられました

｢どうしたの？
とっても疲れてるけど…｣

｢いやぁちょっとモンスターと激闘を繰り広げてまして…｣

｢クスッ
あぁ本屋さんね(笑)｣

なぜわかる!?
この人まさかエスパー!?

｢なんとなくよ｣

麗しきその御方は軽く微笑んでそう言った

(^ω^ )ﾄﾞｸｼﾝｼﾞｭﾂﾄｶｷﾆｼﾅｰｲｰ

｢じゃぁ、行きましょうか！乗って！｣

｢あ、はい…あの…お名前は？｣

｢あぁ私は 宮崎 千鶴
よろしくね、悠斗くん｣

ちづるさん…ちづるさん
あぁ御名前も麗しい
これは下宿が楽しみですな