第二章

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「めでたい話じゃないか」 次の日の夜に父を交えて話をした。 「今度連れて来なさいよ」 父も母も反対せず喜びその夜は穏やかだと思った。 部屋に戻ると弟が音羽のベッドに座っていた。 「どしたの?」 何も言わない弟の隣に座り俯いている顔を覗き込んだ。 「悩み事?」 暫く沈黙の後に弟は口を開いた。 「そう…すげぇ悩み抱えてる…」
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