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「結婚申し込んだの、早かったかな?」
彼の言葉に耳を疑った。
「悩み増やしてしまったみたいかなって思って。考え直す?」
「あ…淳司?何言ってんのよ…嬉しかったのに…淳司が考え直したくなっちゃったからそんな事言うのっ?」
「違うよ、音羽の悩みが解決出来た時でも構わないって言ってるんだよ」
唇を噛み締めて音羽は淳司に申し訳なく思った。
そして弟に憤りを感じてしまっていた…。
「また連絡するから…今日は帰ろう…な?」
そう言い淳司は音羽の頭を撫でると背を向けて歩き出した。
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