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『あたしが与えるこの苦しみも貴方は愛しく思えるの…?』
彼女は裸体のままベッドの上で寝ている一輝を跨いで首に両手を当て力を込めていき呟いた。
『これで貴方が楽になるのならば苦しくなんかないよ』
彼女の手の上に一輝は自分の片方の手を重ねた。
『むしろ快楽なのかもしれない…』
空いていたもう片方の手で彼女の腰を掴んで浮かせた。
繋がった瞬間に彼女の甘い声が部屋に響く。
『このまま…時間が、止まれば…ずっと……』
二人なのに――――…。
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