第三章

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抵抗しない音羽の唇に自分の唇をそっと重ねる。 それはいつも一輝が夢の中でしていた事。 汚れのない貴方の体にいつも唾をつけていた。 望んでも手に入らない。 それでも止める事など出来ないで、貴方を見る度に鼓動が早くなり、何も見えなくなる。 「嫌なら抵抗して?俺を突き飛ばして逃げて…」 貴方の瞳に写る物全てを俺に変えたい。 欲望の塊で貴方を汚したい…。 「で…きないよ…一輝を拒めない…」
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