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すると大きなカバンを持った近藤くんが部屋から出て行くではないですか
約束は午後からのはず、しかしどう見ても旅立っていく感じだぞ。あれは…
僕「近藤くん。なにしてるの？退去立会いは午後からだよね？」
近藤「（ビクゥッ！！）いや、買い物に行こうと思って…」
そんな大きなボストンバックもって、買い物行く格好じゃないよね。それ…
もうこの時点で僕の危険シグナルがチカチカ
確認してみるか…
僕「んー。せっかく会ったんだから、少し早いけど部屋の確認させてもらうねー。」
近藤「イヤ。まだ片付いてないので、ちょっと待ってもらえませんか！」
僕「今の時点で片付いてないってヤバくない？確認の意味でも見せてもらうねー。」
一人慌てる近藤くんを尻目に僕は部屋のドアを開けた。
ガチャ
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