静寂の狂詩曲

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暫くすると真っ白の日傘を手に持って夜梨ちゃんが戻って来ました。 「はい、沙雨那ちゃん」 私はそれを手渡され、夜梨ちゃんに手を掴まれました。 「あっ……ちょっと待ってて下さいね」 私は再度家の中に入り、財布と携帯とバッグを携えて玄関に向かいました。 「お待たせしました……。 じゃあ、行きましょうか」 私は足を一歩踏み出し、街に向かいました。
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