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「早瀬君
早速来たよ♪」
優音が旧校舎の音楽室のドアをいきよい良く開ける。
蓮哉はちょっとびっくりした顔をして、すぐ呆れたような顔をする。
「お前なぁ…
ここボロいんだから気をつけろっ
でもまさか本当に来るとはな」
「来るに決まってんじゃん、
失礼なっ」
優音は膨れたように言う。
「悪い、悪い
そんなこと言う奴いなかったからな
そういえば、あのあと大丈夫だったか?
友達とか」
「あ~
教室戻ったら二人から質問攻撃されたよ……
まぁなんとかごまかしたよ♪」
「………お前のごまかしたよはなんか不安な気が…
原因作ったのはおれだけど」
蓮哉は怪訝な顔をして優音を見る。
「何よ
それっ
まぁいいや
それよりピアノ弾いて
いつも弾いてやつ」
優音は目を輝かせて蓮哉に頼む。
「あぁ、
言われなくても弾くさ
お前が言ってた条件だし」
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