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「やっぱり
あなたのピアノの音色好きだな~」
優音の感慨深く言う。
返事はないが蓮哉は得意げな顔している。
「ねぇ?
これ誰の曲?
私の知ってる作曲者かな?
バッ〇とか、べー〇ウベンとか」
ダンっ
いきなりピアノの音色が止まる。
「えっ
なんで止まるの!?」
「…………………」
話し掛けたのが駄目だったのかな?
ふと、優音は譜面を見た。
全部手書きだ~
ひょっとして……
「早瀬君が作曲したの!!」
勢い余って、蓮哉の制服を掴む。
「………まぁな」
蓮哉はそっぽう向いて小さい声で答える。
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