放課後の音色

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『香月!!』 「まぁとにかく,次移動教室じゃん 早くしなよ二人とも 化学の岬野ねちっこいし~」 香月が化学の教科書を指差しながら言う。 「あっヤバッ 忘れてた!! 優音早く用意しよっ」 慌ててほのかは立ち上がり,用意をし始める。 「私はちゃん用意だけはしてたよ」 「えらい!! そんな優音にご褒美」 優音のから奪った本を投げる。 「もともと私の!! 投げるとかホーちゃん扱いが雑いよ!!」 「ごめん、ごめん」 ほのかは軽く手を合わせ謝った後,少し真面目な顔をして言う。 「でもさ、彼氏までとは,言わないから好きな人ぐらい作ったほうがいいよ 毎日が楽しくなるよ」 「ハイハイ」 まったく余計なお世話だよ… ホーちゃん 「優音,ほのか早くチャイムなるよ」 『は~い』 この時は知らなかったんだ… まさかほのかが言ったことを知る日が来るなんて………
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