放課後の音色

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キーンコン カーンコン 「あぁ やっと今日の授業終り~ これで部活に行ける!!」 ほのかはぐ~んと背伸びをしてご機嫌そうに言う。 「熟睡してた人が何を言っているんだか」 何度も起こしてもすぐ寝ちゃうんだから、ある意味才能だよ 「本当,優音の言う通り~ ノートにミミズが走ってんじゃあない?」 「うるさいな 香月は~ とにかく部活行こうよ」 「そうね」 「じゃあ私はいつものとこで本読んで待ってるよ 二人とも頑張ってね バスケ」 「うんっ でも優音も入れば良かったのに バスケしなくてもマネージャーとかあるし」 「だよね~」 「二人とも知ってるでしょ? 私の運動神経のなさとドンくさいこと…」 「……まぁそうだけど」 「二人は部活頑張ってたらいいの 私は本読むほうが性にあってるし」 優音がそういうのを聞くと二人は部室のほうへ駆けて行った。 「さて、いつもの所に行こうかな」 誰も知らない私だけの特等席へ…
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