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『どうしてまたこんなことに・・・・』
彼女は以前このゲームによって命を落としてしまった。
そう確に自分は死んだはずだった。
愛する人をかばって・・・・
そこまで考えると、思い出す。
――せつら・・・・
死んだはずの自分が生き返ってこの場にいるということは、せつらもまた巻き込まれてるかもしれない。
なみはすぐに参加者名簿を取り出し目を通す。
中には知らない人の名もあったが、やはり知り合いも巻き込まれている。
そして見つけた。愛する人の名をせつらの名を。
とにかくこれで自分のするべきことが決まった。
せつらを探す。万が一以前のように私のためにゲームに乗っているのならすぐに止めなければならない。
惨劇を2度と繰り返さないために。
そう決意しドアのノブを握り締めた。
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