12人が本棚に入れています
本棚に追加
―――なんだよ。うるさいなぁ!
少年は心の中で怒りを募らせていた。
――今日は日曜日なんだから寝かせてくれたっていいじゃないか!
『起きて!のび太君!』
そう思う少年に知り合いの声が聞こえた。
ドラえもんの声だ。
――うるさいなぁ・・・・
『こら!のび君!起きなさい!』
そう思う少年に知り合いの声が聞こえた。
先生だ・・・・
うるさい・・・・な・・・・!?
先生!?
『わあ!ごめんなさ~い!』
その声に反射的に目をさましてしまった。
だけど目をさましたということは、目を開けたと言うことだ。
それに先生がいるということは、ここは学校のはずなのに、周りは真っ暗闇でなにも見えなかった。
そのことに対しのび太は首を傾げていた。
『ねぇ!ドラえもん!これどうなってるの?』
『知らないよ!僕も皆もいつの間にかここにいたんだから!』
『皆』・・・・?
周りを見渡しても闇に包まれているためなにも見えないが、周りに沢山の人がいることがわかる。
その中に知り合いが近くにいることもわかった。
『のび太は本当グズでノロマだな!』
『そうだよ!こんなところでよく寝てられるんだもんなぁ!』
――ジャイアンとスネ夫だ。
最初のコメントを投稿しよう!