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『フハハハ!!!!苦しめ!苦しむのだ!』
泣き崩れるのび太を見て楽しそうに高らかに悪魔のように笑うギガゾンビ。
『貴様は私の手では殺さん!バトルロワイアルの会場でもっと苦しみ。もっと惨めに死んでいくがいい!』
悪魔は勝利者として敗北者を見下し嘲笑う。
だが・・・・
『許さないからな・・・・』
少年はうつ向き呟いていた。
『許さないからな・・・・僕は言ったんだ。しずかちゃんに手を出したら許さないって。』
泣き虫の少年は涙を流し鼻水を垂らしながら怒りを荒わにしていた。
ギガゾンビには届かない弱々しい声で怒りを荒わにしていた。
『こ・・・・』
力弱く泣き虫で心優しい少年の怒り。
だが・・・・
『殺してやる!どんな手を使ってでも殺してやる!』
その怒りが届かないとは限らない。
『僕は絶対にお前を許さないからな!』
少年は高みに立つ男を仇を見上げていた。
そんな少年にもう興味はなくなったのか、はたまは復讐することで満足したのかギガゾンビはゲームの説明を続ける。
『お前たちには、これから支給品を渡す。
支給には食糧・地図・コンパス・ランタンそして・・・・お前たちの命運を握っている武器が入っている。その 武器には当たり外れがあるから気を付けるように!
それでは私の魔力で会場にワープさせてやる!
お前たちには期待しているぞ!フハハハ!!!!』
こうして殺戮ゲームが開催された。
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