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「いらっしゃいませー。」 店員の明るい声が無駄に響く。 俺は朝食代わりのメロンパンを手に取り、レジへと向かった。 ドンッ。 「すいません!!」 「うっわー…有り得ねぇ…キモイし。謝れよ。」 「すいません…すいません……」 はぁ…絡まれてやんの… 「すいません…」 …なんか… 「おい。」 ほっとけない…。 「あぁ?何だよてめぇ…こちらはお取り込み…ちゅ…」 「てめぇが誰に向かって口聞いてんだよ。そこどけよ、邪魔。」 「おい、ヤメとけよ…こいつ、二高の謙太だぞ…?」 「あぁ…。」 俺の顔を見るなり、そそくさと逃げる男たち。 だったら最初からそうしてろ…。 「あの…ありがとうございます…。」 声のするほうを振り返る。 そこには両手いっぱいにお菓子をかかえた舞…がいた。 *゜
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