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しばらくすると千夏ちゃんが来た。
千「結衣ちゃん。」
結「久し振りだね。」
千「うん。」
家にあげる。
結「どうしたの?相談なんて。」
椅子に座る。
千「うん。あのね…豪と喧嘩した。」
結「へ?」
千「だって過保護なんだもん。バイトのときだけだよ?外に出ていいの。」
結「ここに来るのって…。」
千「大丈夫だよ。」
ホントに大丈夫なのか!?
千「そりゃさ、私にとっても豪にとっても初めての子どもだし。心配する気持ちはわかるよ?でも私のことよりこの子のこと一番で…。産むのは私なのに…。」
結「そっか…。」
千「龍牙君はどうだった?」
結「龍牙は…妊娠がわかって結婚式済ませたらすぐにバイトやめろって。何をするにも龍牙がべったりだったかな。」
ホントにこれはそう。
ほぼ監禁に近かった。
完全に病人扱いだったし。
千「へぇー…。」
結「まぁ、男の子にはわからないから余計に不安なんだよ。」
お茶をいれる。
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