始まり

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次に、里菜を誘うことにした。 里菜、フルネームは武田 里菜(たけだ りな) こいつもクラスメイトのひとりだ。 ちょっと不思議ちゃんタイプで霊感もあるらしい 海人「もしもし、武田?海人だけど。」 さっきのようにおれおれ詐欺と間違えられる(そう、間違えるのはいないだろうが)と面倒なので最初に名乗っておく 武田「呼ぶのなら名前でいい」 海人「あ、ごめん。里菜って今、暇?」 里菜「ああ、暇だが、どうした?」 海人「北西の山にある洋館に散策しにいか…」 里菜「行かない!」 海人「えっ?まだ言い終わってないんだけど」 里菜「あそこには近づかない方がいい。」 海人「昼間だし、大丈夫だって。」 里菜「いや、行かない。どうしても行くと言うなら渡すものがあるから海人の家にいまから行く。」 そこで、電話が切れた。 渡すものって何だろう?     もしこのときに里菜の忠告を聞いていればあんなことにはならなかったのに…
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