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『うぅっ』
本当のコトだから、あたしは否定を出来ずに口ごもってしまう
そんな反応を楽しんでいるかのように、麗耶は細く笑むと
「じゃあさ・・・」
と口を開いた
その次に紡がれる麗耶の言葉に、嫌な予感を感じ
あたしは彼の顔を、じっと見つめる
「俺がそれ着たらー
魅星(ミホ)はどんな服着てくれんの?」
麗耶は、どこか嬉しそうにニッコリと微笑んでいる
『え?
どんな服って??服?』
言葉の意味が分からなくて、あたしは疑問符を浮かべた
『あっ!ーー-//』
麗耶の意図する所をようやく理解すると
自分でも、みるみる顔がほてっていくのを感じた
あたしの嫌な予感は、見事に的中していたのだ
様子を伺っていた彼も
赤面しているあたしを見て
「もちろん、ナース服だよね?」
といやらしく耳元で囁いた
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