631人が本棚に入れています
本棚に追加
/143ページ
麗耶は、ほんとに意地悪だ
肯定されてしまえば、何と反論して良いか分からず
黙ってる他なくなった
「分かったら
俺が何て言ったか、言ってみな?」
目で嫌だと訴えてみるものの
麗耶は早く言えと促すように、ただあたしを見つめてくる
『麗耶が・・・
着替えさせてやるって』
「うん」
あたしが麗耶の求めた答えを口にしたので
やっと、麗耶が声を発した
重苦しい沈黙が消えたので、あたしはホッと安堵し、言葉を続ける
『でも、あたしは自分で着れ・・・』
最初のコメントを投稿しよう!